与謝野晶子著『新新訳源氏物語』完成80年記念 企画展「「源氏物語」を解き明かす晶子」を開催
11月2日より、企画展「「源氏物語」を解き明かす晶子」を開催しております。
本年は、与謝野晶子の最後の大作『新新訳源氏物語』完成からちょうど80年になります。
晶子は、少女時代から「源氏物語」に親しみ、生涯に3度も「源氏物語」の現代語訳を手掛けました。
本展では、晶子が少女時代から最晩年にかけてその情熱を注いだ「源氏物語」の魅力を、『新新訳源氏物語』の自筆草稿や、各巻を歌に詠みこんだ「源氏物語礼讃」から解き明かします。晶子がいかに「源氏物語」を愛し、未来永劫に読み継がれるために心血を注いでいたかを知っていただく機会になれば幸いです。
『新新訳源氏物語』の完成記念祝賀会で着用した訪問着(京都・鞍馬寺蔵)、「源氏物語」の各帖を歌に詠み込んだ「源氏物語礼讃歌」が書かれた屏風(神戸親和女子大学附属図書館蔵)や短冊(公益財団法人阪急文化財団逸翁美術館蔵)などを展示しています。
「源氏物語礼讃歌」を最初に作歌・推敲したと思われる晶子自筆ノート。
大正8年(1919)頃。
このたび、11月1日の読売新聞夕刊でご紹介いただきました。
会場では、企画展の解説パンフレットを配架しています。
ぜひ、与謝野晶子が愛した「源氏物語」の世界を、お楽しみください。