企画展「万葉集の人間主義-不安な未来への希望を求めて-」を開催いたします。
『新万葉集』刊行80年記念展
「万葉集の人間主義-不安な未来への希望を求めて-」
を開催いたします。
■会期 平成29年10月27日(金)~12月10日(日) 休館日:第3火曜日※企画展開催中は11月21日(火)
■開館時間 午前9時~午後6時(最終入館午後5時30分)
■会 場 さかい利晶の杜 企画展示室
■主 催 堺市
■料 金 観覧料 大人300円(240円) 高校生200円(160円) 小中学生100円(80円)
「千利休茶の湯館」「与謝野晶子記念館」の観覧券で企画展示室にもご入場いただけます。
※( )内は10名以上の割引料金
■開催趣旨
本年は、『新万葉集』が刊行されてちょうど80年となります。『新万葉集』とは、明治・大正・昭和に詠まれた短歌を歌人たちが選歌・自選し26,000首あまりを収録した近代の『万葉集』です。佐佐木信綱、北原白秋、斉藤茂吉など当時を代表する10名の歌人が審査員となりましたが、そのうち女性歌人は晶子のみでした。この年59歳となる晶子は、脳溢血で倒れるなど体調を崩す中、命を削りながら歌人としての責任感と強い信念のもと選歌したのです。
『新万葉集』全11巻が刊行された昭和12年から14年は、日中戦争が勃発するなど太平洋戦争に向かい始める時期でした。『新万葉集』の刊行は、短歌史において重要視されませんでしたが、その歌には『万葉集』と同様に人間や自然への愛に溢れた歌が多く、現代、そして未来にも通じる人間本来の普遍的な思いが込められています。
本展では、『万葉集』に感銘と影響を受けた与謝野晶子をはじめとする歌人たちが選歌した『新万葉集』を通して、時代を超えても変わらないその思いを紹介します晶子が『新万葉集』に自選・掲載した50首もの自筆原稿をはじめ、江戸時代に出版された『万葉集』の注釈書や万葉仮名で書かれた晶子自筆の歌掛軸など約50点を展示します。
■展示解説
・日 時 : 11月23日(木・祝)、12月7日(木)
各 午後1時30分~ ※30分程度 (当館学芸員による解説)
・場 所 : さかい利晶の杜 企画展示室 (直接会場へお越しください。)
・参加費 : 無料 (展示観覧券を事前にお買い求めください。)
・参加方法 : 申込不要
■関連講演会
『万葉集』と『新万葉集』
・講 師 : 中西 進 氏 (堺市顧問、文化勲章受章者)
・日 時 : 11月7日(火) 午後2時~午後3時30分
・場 所 : さかい利晶の杜 茶室広間
・定 員:80名(先着順)
・参加費 : 無料 (事前申込制 、展示観覧の場合は観覧料が必要)
関連講演会は、平成29年10月10日(火)午前10時より、
申込受付を開始いたします。
参加ご希望の方は、さかい利晶の杜HP講演会申込フォームよりお申込ください。
(申込フォームは後日公開いたします)
または、必要事項(名前、年齢、住所、TEL、FAX)をご記入のうえ、
FAX・メールにてお申込ください。