企画展「没40年 岸谷勢蔵-晶子のふるさと堺の風景-」
企画展「没40年 岸谷勢蔵-晶子のふるさと堺の風景-」
岸谷勢蔵(1899~1980)は堺のまちの中心である大町東一丁で生まれました。
生家は木綿卸商を営んでおり、江戸時代からの堺の商家の伝統を色濃く残す環境で育ちました。
岸谷は絵を描くことを好み、図画を学ぶため大阪精華学院に進学、郷土の風景や事物を描いた多くの作品を残しています。
そして戦時の建物疎開や空襲で失われる前の堺の町の風景を絵の中に記録しました。
岸谷の住まいは、与謝野晶子の生家と大道筋をはさんだ東側にありました。岸谷が描いた戦前の堺の姿は、晶子のふるさとの原風景でもあります。
本年は岸谷勢蔵が没して40年になります。本展をとおして、堺ゆかりの人物である岸谷勢蔵の画業を回顧し、歴史豊かな堺の風景と事物を、あらためて見直していただければ幸いです。
開催期間
令和2年5月16日(土)~6月14日(日) ※休館日5月19日(火)
開館時間
午前9時~午後6時(最終入館午後5時30分)
会場
さかい利晶の杜 企画展示室(2階)(堺市堺区宿院町西2丁1-1)
主催
堺市