■ 企画展・イベント

企画展

 

企画展「髙林和作―サバクに立つ画家の眼差し―」を開催します

 

企画展「髙林和作―サバクに立つ画家の眼差し―

 



チラシPDFはこちらから

会  期 令和3年2月13日(土)- 令和3年3月21日(日)

     ※休館日 2月15日、2月16日、3月16日

開館時間 午前9時~午後6時(入館は午後5時30分まで)

会  場 さかい利晶の杜 企画展示室

観  覧  料 一般300円、高校生200円、小中学生100円

     *「与謝野晶子記念館」「千利休茶の湯館」の観覧券で企画展もご覧いただけます。

 髙林和作(たかばやし わさく、1900‐1968)は、戦前から戦後を生きた堺出身の画家です。1928年にフランスに渡り、フォーヴィスムの流れをくむオトン・フリエスと、キュビスム後の写実主義を代表するアンリ・ド・ヴァロキエに師事しました。帰国後は、京都を拠点に活動し、京都市立美術大学(現・京都市立芸術大学)の西洋画科で須田国太郎、黒田重太郎、川端彌之助らとともに教鞭をとりました。

 髙林が生きた時代は、日本において、西洋画の受容と日本的油絵の創成が模索された20世紀美術の幕開けと重なります。多くの画家が独自のスタイルを切り開くなか、髙林は、青を基調に色の対比を意識しながら、線描を重ねる作風を確立させていきます。この手法には、20世紀初頭にフランスで起こったフォーヴィスムの影響がみてとれます。

 髙林はフランスで学んだ時代から晩年にいたるまで、創作旅行や屋外制作を精力的に行い、多くの風景画を描きました。美術団体などに所属せず、個性や唯一の公募展出品先である京都市主催美術展覧会(京展)を中心に作品を発表してきたため、これまで画業が広く紹介される機会は多くありませんでした。髙林が世に出した全作品のうち3分の2は遺族から譲られ、出身地である堺市博物館に収蔵されています。生誕120周年を記念する本展では、堺市博物館のコレクションの中から、髙林和作の画業を紹介します。

主催 堺市

 

ワークショップ「髙林和作に挑戦!はんたいぬりえをしてみよう」

髙林和作が影響を受けた、フォーヴィスムの様式を使って塗り絵をするワークショップです。

・開催日時 会期中随時

・参加費 無料

・会場 さかい利晶の杜 2階図書コーナー前(無料ゾーン)

*申込不要。

*説明書を見ながらご自身で制作を進めていただくワークショップです。

 各日、材料がなくなり次第終了します。

*一度のワークショップは6名までとなっております。

 混み合っている場合は30分ごとの入れ替え制となります。

 

関連展示「髙林和作と文人の世界」

髙林和作が晩年に墨で描いた小さな画帖を紹介します。

・会期 2月17日(水)~3月15日(月)

・会場:さかい利晶の杜 千利休茶の湯館

鑑賞プログラム「ひそひそおしゃべり」

髙林和作 作品の魅力を発見する対話型鑑賞を行います。

・開催日 2月20日(土)、3月7日(日)

・時間 各日午前11時~/午後2時~(各回30分程度)

・参加費 無料(事前に展示観覧券をお求めください。)

・会場 さかい利晶の杜 2階企画展示室

・定員 各回5名(先着)

・対象 小学3年生以上

・申込方法 1月4日(月)午前9時30分より申込開始。

 参加者氏名(ふりがな)、電話番号を明記の上、来館・電話・メール・FAXにてお申し込みください。

 TEL:072-260-4386

 FAX:072-260-4725

 メール:event@sakai-rishonomori.com

関連動画「オンライン学芸トーク ~みなさんからの質問に答えます!~」

学芸員が質問形式で本店を紹介する動画を、さかい利晶の杜HPで公開します。

HPではその他にも展示解説や当館の見どころを紹介する動画をご覧いただけます。

 

※コロナウイルス感染症拡大防止等により、変更中止になる場合があります。