■ 知る・学ぶ

与謝野晶子

晶子のメッセージ

与謝野晶子のメッセージには現代にも通じる普遍的なものです。
晶子は15冊の評論感想集を刊行し、新聞や雑誌にも数多くの評論文を発表しました。
これらの評論文を中心に、詩歌や随筆など、晶子がさまざまに表現したものを、晶子からあなたへのメッセージとして、紹介します。
なお、このメッセージは、与謝野晶子記念館内のタッチパネルでもご覧いただけます。


与謝野晶子記念館 タッチパネルコーナー
「感冒の床(とこ)から」(「横浜貿易新報」大正7年(1918)11月10日)

 この風邪の伝染性の急劇なのには実に驚かれます。私の宅などでも一人の子どもが小学から伝染して来ると、家内全体が順々に伝染してしまいました。ただこの夏備前の海岸へ行っていた二人の男の子だけがまだ今日まで…
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「死の恐怖」(『女人創造』大正9年(1920)5月)

 私は家族と共に幾回も予防注射を実行し、そのほか常に含嗽薬(がんそうやく)を用い、また子どもたちのある者には学校を休ませる等、私たちの境遇で出来るだけの方法を試みています。こうした上で病気に罹って死ぬ…
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