【与謝野晶子記念館】与謝野晶子と寛が詠んだ歌のちらし書き掛軸を展示
与謝野晶子記念館では、9月19日より与謝野晶子と夫の寛の歌を自筆で書いた「ちらし書き掛軸」を展示しております。
晶子と寛の自筆の美しい掛軸です。
(左)晶子・寛自筆歌掛軸(堺市博物館蔵)
筑紫なる砂丘のうへになきかはす白き月夜の天つかりがね 寛 他2首
浅みどり心のうつるものとしてうらなつかしき草の道かな 晶子 他6首
(右)晶子自筆歌掛軸(複製)
劫初よりつくりいとなむ殿堂にわれも黄金の釘ひとつ打つ
ほとゝぎすわれは五更の浴槽に恋の涙を洗はんとする
楽みをきはめし後の人のごとさびしなどいふわれもはかなし
人々と霧をへだてゝ立つことも淋しき山の夕まぐれかな
われといふ不思議のものゝうしろより歩むといふははかなけれども 晶子
この機会にぜひご来館いただきますようお待ちしております。