堺環濠都市遺跡の地層剥ぎ取り標本を展示
堺環濠都市遺跡の地層剥ぎ取り標本を展示
「堺環濠都市遺跡」内の発掘調査の際に採取された地層剥ぎ取り標本がさかい利晶の杜に展示されます。
堺のまちは、慶長20(1615)年に、大坂夏の陣の前哨戦で、市中のほぼ全域が焼き尽くされました。この他にも、14世紀後半から16世紀の間にも複数回にわたって火災があったことが記録に残されています。堺では、このような度重なる火災からの復興や建物の改修などを行う際に、盛土によるかさ上げを行ってきました。そのため、発掘調査を行うと地層が幾重にも重なる様子を確認することができ、そこから時代を遡るように堺のまちなみの変化を知ることができます。
展示期間 令和3年3月13日(土)から常設展示
展示場所 さかい利晶の杜 観光案内展示室
展 示 物 「堺環濠都市遺跡地層剥ぎ取り標本」
さかい利晶の杜から北東に300m離れた堺区甲斐町西2丁の発掘調査で昭和61年1月に採取した標本です。現在の地表面から約1.3mの位置から検出された慶長20(1615)年の焼土層は、茶室を備えた建物が焼けた痕跡で、畳や茶道具なども出土しています。
この機会に、発掘された地層の実物を間近でご覧ください!
展示に関する問い合わせ先
堺市文化観光局 文化部 文化財課
電話:072-228-7198
ファックス:072-228-7228